手すき和紙が無形文化遺産に決定!世界遺産のユネスコが評価した理由

 

日本の文化がまたもや無形文化遺産に認定されました!

 

今回登録されたのは「手すき和紙」の技術です。

 

昨年は日本の食文化「和食」が無形文化遺産に登録されたということで話題となりましたが、日本の無形分解遺産は「和食」「歌舞伎」「能楽」など含め全部で22件となっています。

 

今回もまた日本文化が世界から注目されるというのは、日本人としてとても嬉しいことですね。

 

ただ和紙という言葉、最近耳にすることも少なくなりましたが、実際どういうい紙なのでしょうか?日本人でも意外と「手すき和紙」について知っている人は少ないかも知れません。

 

手すき和紙のいったい何が凄いのか?

 

ユネスコが手すき和紙を無形分解遺産として評価した理由をまとめました。

 

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紙として最高のクオリティーを持つ手すき和紙の凄い点

 

和紙と洋紙の違いはいくつかありますが、決定的に異なるのが「耐久性」です。

 

つまり丈夫で保存に強いということですが、洋紙では100年もすると黄ばんでぼろぼろに劣化してしまいますが、和紙は1000年でも保存できるという特徴があります。

 

さすがに日常使うノートやメモに1000年の耐久性はあまり必要ないかも知れませんが、現在の和紙の用途としては美術品や文化遺産の修理、また長期にわたって保存が必要な記録用紙として日本国内に限らず世界中で使われているようです。

 

また和紙全盛期であった江戸時代には雨傘・提灯・行灯・下駄の泥よけ・着物・食器などに使われ、かなり日常生活でも使われていました。

 

今回無形文化遺産に登録された「手すき和紙」は以前にも登録されたことがあります

 

今回無形分解遺産に登録された「手すき和紙」は実は3ブランドです。

 

(1)島根県の「石州半紙」
(2)岐阜県の「本美濃紙」
(3)埼玉県の「細川紙」

 

日本の無形分解遺産はすでに22件登録されていますが、「石州半紙」というのは5年前(2009年)にすでに登録されています。

 

今回、日本政府は日本の和紙作りの技術を強くアピールするために昨年新たに3つの「手すき和紙」の技術をまとめて提案し、改めて無形文化遺産への登録という運びになりました。

 

そのために日本の無形分解遺産の件数は22件のままで変更はありません。

 

登録された3つの手すき和紙の特徴は?

「石州半紙」(島根県浜田市)
江戸時代に津和野、浜田両藩(いずれも現在の島根県)が製紙を奨励し、藩内で作られた半紙が石州半紙としてのはじまりです。

 

「本美濃紙」(岐阜県美濃市)
正倉院に残る戸籍用紙にも使われるなど、高級な障子紙や記録用紙として使われました。大宝2年(702年)の戸籍用紙が今でも保管されているという驚きの耐久性です。

 

「細川紙」(埼玉県東秩父村)
江戸時代に高野山麓(さんろく)から現在の埼玉県に伝わったとされ、土地台帳や大福帳などに使われました。

 

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手すき和紙がユネスコに評価された理由

 

ニュースを見ると、手すき和紙がユネスコに評価された主なポイントはこのようになっています。

・コウゾだけを原料にした伝統的な技術、知識、工程が継承されている
・後継者育成、学校での体験学習など和紙作りの保護措置が取られている
・地元の人々の社会的な結びつきを育んでいる

 

コウゾ(楮)というのは3メートル程の低木(クワ科)で和紙に適しています。和紙に適した木は他にも三椏(みつまた)や雁皮(がんぴ)などもありますが、今回はコウゾ100%の和紙が評価されたようです。

【コウゾ(楮)の画像】

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また和紙ほど素晴らしい品質の良い紙を作れる国は日本しかなくなっていると言われる一方で、安価な洋紙との競争を強いられ後継者不足に悩まされている面もあると思います。

 

ユネスコはそうした背景の中、和紙作りの職人育成のために社会や地域で積極的に日本の伝統を子供たちに伝えていく取り組みをしているという点も評価したようです。

 

手すき和紙が無形文化遺産に登録された理由のまとめ

 

手すき和紙は高い耐久性が特徴で洋紙よりもはるかに長く保存することができる最高品質の紙ですが、洋紙との競争によって現在和紙を作る職人が減ってきています。

ユネスコは世界で唯一と言ってもいい日本の手すき和紙の技術を認めただけでなく、和紙の伝統技術を子供たちへ伝えていくために社会や地域が一緒になって取り組んでいることを評価して手すき和紙を無形文化遺産に登録しました。

 


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