花粉症対策にシダトレン治療が効く理由は?薬の費用や副作用も紹介

 

2015年のスギ+ヒノキ花粉の飛散数予想が日本気象協会からは発表となり、花粉症ホルダーにとって衝撃となっています。

 

というのは、2015年のスギ花粉前線は例年よりも早いペースでやってくることと

 

さらに関東から東北にかけてスギ花粉の飛散数は前年比で2倍という予想ということです。

 

せっかく寒さが緩んで春を感じられるようになっても花粉が2倍では複雑な心境になる季節でもありますが、今年はスギ花粉症の治療薬としてシダトレンが注目を集めています。

 

シダトレンは2014年10月に発売されたスギ花粉症のための新薬ですが、シダトレンがスギ花粉症に効くと言われるのはなぜなのか?理由をまとめました。

 

またシダトレンを使った時の副作用や治療費がどの程度かかるかも紹介します。

 

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シダトレンが花粉症に効く理由とは?

 

まず花粉症というのは簡単に言えば花粉が体内に入ってきた時のアレルギー反応です。

 

「おーい、体内に異物(花粉)が攻めて来たぞ!ヤバ過ぎるから奴らをやっつけろ」

 

的な反応を体が示すために、くしゃみや鼻水が出るという仕組みです。

 

そんな花粉症になぜシダトレンが効くかというと、シダトレンはアレルゲン免疫療法という治療法に使う舌下投与型の薬だからなのです。

 

アレルゲン免疫療法というのは、簡単に言えば花粉に似たような物質(シダトレン)を体内に送り込んで「花粉は敵じゃないんですよ」ということを免疫細胞に教えて鼻水とかクシャミとか出さないようにしてもらう治療法です。

 

そしてシダトレンの特徴は下の裏側(下側)に垂らすことで体内に吸収させて使うことです。

 

【シダトレンを体内に入れた時の様子(イメージ)】

 

シダトレン「アンチ花粉派の方々聞いて下さい。花粉って実は悪いやつらじゃないんですよ。ほら我々だって花粉そっくりですけど大丈夫でしょう?」

 

シダトレン「ですから、もう花粉ごときに鼻水とかクシャミとか必要ないですから。あなたも家で横になってテレビ見ている最中にホコリが飛んだからって家の中をイチイチ水洗いしたりとか、空気入れ替えしたりとかしないでしょう?ほっといても完璧に無害なんですよ彼らは」

 

シダトレン「なので花粉との不毛な戦いはもう止めましょ。花粉なんて居ても居なくても同じですからいちいち反応すること自体ホント無駄!そんなことよりインフルエンザとかそういう連中をフルボッコにしてやった方が免疫力として偉大ですし、インフルエンザを鼻の穴で門前払いしてやったなんて言ったらそれこそ殿堂入り間違いないですから」

 

と言って説得するかどうかは不明ですが、そんな感じでアンチ花粉派の方々に「もはや花粉を敵ではない。だから鼻水くしゃみはする必要がない」思わせるというのがシダトレンという薬です。

 

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なぜ今までそんな有能な薬がなかったの?

 

アレルゲン免疫療法は減感作療法(げんかんさりょうほう)とも呼ばれる治療法ですが、この治療法は今まで保険対象外でした。

 

ですので治療法としてないわけではなかったのですが、お金が結構かかってしまうことと今まで減感作療法の主流はいわゆる「花粉注射」でしたが副作用の心配が大きかったのかなと思います。

 

それが2014年10月から減感作療法、または舌下免疫療法と呼ばれる花粉症の治療法が保険の適用対象となったために、そのための治療薬として鳥居薬品から「シダトレン®スギ花粉舌下液」が新発売されたということでした。

 

シダトレンは新薬ということになりますが、今後もシダトレンのお仲間となる薬が増えていく可能性は高いと思われます。

 

ちなみに欧米での花粉症治療はアレルゲン免疫療法が主流のようで、特に欧州ではすでに保険で治療できる国もあるそうです。

 

シダトレンの副作用は?

 

これまでアレルゲン免疫療法がなかったわけではありません。アレルゲン免疫療法で有名なのはいわゆる「花粉注射」です。

 

シダトレンが舌の裏からやんわり吸収させるのに対して、花粉注射はブスッと注射で打ち込みます。

 

そして花粉注射の場合は、必ずしもアレルゲン免疫療法ではなくステロイド剤を打ったり、ヒスタミンを打ったり色々あるので患者側もある程度の知識がないと区別がつかなかったかも知れません。

 

そんな花粉注射は副作用も多いというのが問題となっていました。

 

シダトレンはそうした花粉注射と比べて副作用が激減すると言われています。ただし、そうはいっても副作用はあります。

 

【シダトレン軽度の副作用】

・口内炎/舌の下や口の中の腫れ

・喉のかゆみ

・耳のかゆみ

・頭痛 など

 

【シダトレン重度の副作用】

・アナフィラキシーショック

 

さらっとアナフィラキシーショックとありますが、これはかなり危険です。アナフィラキシーショックと見られたら(体中のアチコチがしびれて、めまい、耳鳴り、虚脱感、とにかく色々おかしな事が体中で発生します)、1秒でも早く救急車を呼ばないとまずいレベルです。

 

アナフィラキシーショックは症状の発症までに30分以上かかることはまれですので、シダトレンを使った後の30分を非常に警戒して使うことが重要でしょう。

 

シダトレンはガチガチのルールに従って、いつどのくらい量を使うか決まっています。

 

当然ながらお医者さんの指導のもとシダトレンを使わないといけませんが、シダトレンは新薬なのでどのお医者さんでも扱えるわけではなく、きちんとシダトレンを使うための講習を受けて使い方をマスターしたお医者さんが扱える薬となります(扱える病院が限られます)。

 

シダトレンで治療してもらうと治療費は高いの?

 

シダトレンは保険適用対象となっていることがウリですが、それでもざっくりいくらかかるのでしょうか?

 

病院にもよると思いますが、ネットをみると保険適用(3割負担)の場合で

 

1)初診料+最初のアレルギー検査: 5000円〜6000円ほど

 

2)通院:毎月2000円〜3000円ほど

 

ということなのですが、なんと治療期間は短くても2年で長ければ5年くらいかかるそうです。

 

ということは毎月2000円だとすると5万円位〜、毎月3000円だと8万円位〜という事になります。

 

これは結構長い気がしないでもないですが、シダトレンの治療は花粉症を完治させる治療ということですので、どうしても完治させたい場合は検討しても良いかも知れません。

 

シダトレンの効果と副作用などまとめ

 

2014年10月からアレルゲン免疫療法が保険適用となったことを受けて、アレルゲン免疫療法のための新薬「シダトレン」が発売されました。

 

舌の下から薬を吸収させて使うタイプで、花粉注射よりも劇的に副作用が少ないのが特徴です。

 

ただしシダトレンで注意点もいくつかあります。

 

・基本的に治療を始めたら途中で止めることができない

・2年以上通院しなければならない

・スギ花粉症に有効(他の花粉症はNG)

・新薬なので実績がまだない

・スギ花粉が飛散する2ヶ月くらい前から始めないといけない(花粉が飛んでる時期1月〜6月頃は施術できません)

・扱っている病院が限られている

・費用も最短かつ最安で済んだとしても5万円以上はかかる(保険で3割負担の場合)

・副作用として最悪の場合はアナフィラキシーショックもあり得る

 

シダトレンを使うにしても早くて2016年に向けて今年の後半から開始という流れになりますので、それまでに他の新薬が出るかチェックしながらゆっくりと検討する形になりますね。

 


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