繰り上げスタートとは?箱根駅伝の場合はどうなるのかルールも紹介

 

2015年の箱根駅伝の復路でも、いくつかの大学が繰り上げスタートとなり、選手たちの泣き崩れる姿や、うなだれる姿に居たたまれない気持ちとなりました。

 

最後まで走らせて上げたいと誰もが感じると思うのですが、この無情とも思える繰り上げスタートは、なぜ設定されているのでしょうか?

 

箱根駅伝でよく聞く繰り上げスタートのルールと目的についてまとめました。

 

また繰り上げスタートとなりやすい区間とその理由についても紹介します。

 

「繰り上げスタート」とは?

 

繰り上げスタートとは、トップとのタイム差が一定以上開いてしまったチームに対して行われる措置で、タスキを繋いでいなくても次のランナーを先にスタートさせてしまうことです。

 

箱根駅伝に出るために必死に練習してきたチームにとって自分のチームのタスキを繋げられないというのは、とても悔しいことですし、応援している我々としても最後までタスキを渡して完走して欲しいと感じるところだと思います。

 

この繰り上げスタートを設ける理由は「交通規制のため」となっています。

 

あれだけ多くの応援が集まる箱根駅伝において、交通整理や交通規制を行うために尽力して下さっている方々のことも考慮してということなのでしょう。

 

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繰り上げスタートの具体的なルール

 

繰り上げスタートの具体的なルールは、大会によって様々ですが、箱根駅伝の場合はこういうルールとなっています。

 

【箱根駅伝の繰り上げスタートのルール】

 

◆往路での繰り上げスタートのルール

1)鶴見・戸塚の中継所で10分以上の差がついた場合
2)平塚・小田原の中継所で20分以上の差がついた場合
3)5区(往路最後の区)を走り終えたタイムで10分以上差がついた場合
(この場合は6区(復路最初の区)開始時にトップから10分遅れでスタートします)

◆復路での繰り上げスタートのルール

4)各中継所で20分以上差がついた場合

 

繰り上げスタートになりやすい区間

 

選手たちは箱根駅伝で走るために必死に練習を積んで臨みますが、悲しいことにそれでも無念の繰り上げスタートを審判から宣告されてしまうケースは多々あります。

 

過去の結果から繰り上げスタートとなりやすい区間というのがありますので紹介します。

 

【繰り上げスタートとなりやすい区間】

1位 6区

ここは一番多いですが、丁度初日を走り終えた時(5区)に確定して、翌日のスタートとなる6区の時に繰り上げスタートとなります。往路最後5区でトップから10分以上差がついた学校は全て繰り上げスタートとなり、トップが走り出してから10分遅れでスタートします。

 

2位 10区

9区の戸塚中継所から鶴見中継所までの約23キロでトップとの差が20分以上となってしまうケースです。9区はとにかく熱い区間なので、繰り上げスタートとなる要因はいくつか考えられます。

 

9区が復路最長の区間であること、また下りの権太坂がありスパートをかけやすいこと、そしてこの区間は重要な区間なので各校のエースが走ることが多いので順位の入れ替わりや、タイムの差が開きやすい区間となり、結果として10区で繰り上げスタートがよく起こります。

 

3位 3区

9区じゃないのか?とちょっと意外に思うかも知れません。その理由は2区だけはトップとの差が10分となったら繰り上げスタートとなるためです。

2区といえば「華の2区」と言われるほど往路では重要な区間で、高低差のある難しいコースであることに加えて、各校のエースが走ることが多いため、差が開きやすい区間でもあります。

 

4位 9区

10区や9区は箱根駅伝のクライマックスなので、繰り上げスタートで無念な思いを噛み締める選手たちの姿が印象に残りやすい区間かも知れません。

 

8区で特に要注意なのが後半に待ち構える「遊行寺の坂」です。

 

8区は地理的に選手の後方から太陽が照りつけてくるコースなので脱水症状になりやすく、さらに後半になって遊行寺の坂道が待っているので、ペース配分を間違えて大きく失速してしまう選手が多く出てしまうことが大きな要因です。

 

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箱根駅伝での繰り上げスタートまとめ

 

繰り上げスタートとは、トップとの差が一定以上開いた時に取られる措置で、タスキを待たずに先にスタートさせることです。繰り上げスタートの目的は交通規制のためとなっています。

 

過去の結果から繰り上げスタートが発生しやすい区間というのがあり、トップ3は6区、10区、3区です。

 

特に10区、3区で繰り上げスタートということは、9区、2区で差がついてしまったということですが、9区と2区は往路か復路かの違いだけで同じコースです。

 

このコースは箱根駅伝の華といわれるコースで、区間距離が最も長く、高低差も激しいので、コースとしても難しく、また各校のエースが走ることが多いので、タイム差も開きやすくなります。

 

そのため繰り上げスタートとなるケースが多くなります。

 

繰り上げスタートとなってしまい泣き崩れる選手たちを見るのは応援する側も辛いですが、繰り上げスタートとなってしまうのは各校のエースたちが全力で戦った結果でもあるので、精一杯走った選手に温かい拍手を送りたいと思います。

 


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One Response to “繰り上げスタートとは?箱根駅伝の場合はどうなるのかルールも紹介”

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