フィンランド式の教育に待った!国際結果を比較すると日本が上位

 

最近フィンランドが生んだ世界に愛されるキャラクター「ムーミン」を使ったフィンランド式の学校ができたと静かな話題となりました。

 

2003年頃からフィンランド式の教育といえば、国際的にも優れた結果を出しているということで脚光を浴びていました。

 

しかし、最近の国際調査結果を見るとフィンランドのスコアはかつてほどの高い数字とはなっておらず、むしろその後日本が成長してフィンランドを追い抜いています。

 

フィンランドが世界でトップクラスの教育と言われた理由のひとつは、OECDという有名な国際機関が世界中の子供たちを対象に実施している学習到達度調査でフィンランドが高いスコアを出したということがあります。

 

そのため「フィンランド式の教育」は世界中から大注目されました。

 

そうしたこともあり「フィンランド式の教育は凄いもの」というイメージがありますが、最近のOECDの調査結果を改めてチェックしてみると、なんと日本がフィンランドを抜いて上位になっていることが判明したのでまとめました。

 

世界の子供たちの学習到達度を計る国際的な調査

 

主要な先進国も加盟している経済協力開発機構(OECD)が実施している、国際的な学習到達度調査があります。

 

PISAとも呼ばれていますが、この調査で世界中の子供たちの学習到達度を3年に一度調査しています。

 

2003年から2009年頃までフィンランドはPISAで調査した多くの分野でトップクラスを誇りました。それがフィンランド式の教育のゆえんでもあると思います。

 

2015年に新しい調査結果が発表される予定ですが、現在のところ2012年の調査結果が最新となります。

 

そこで2012年の結果がどうだったのか比較してみました。

 

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フィンランドと日本のOECD調査結果比較

 

PISAでは大きくわけて3つ分野がありますので、その3つのカテゴリーを見ていきます。

(2009年からはさらに2つの分野追加されましたが、フィンランドは含まれていません)

 

分野1:【数学的リテラシー】

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※灰色はOECD非加盟国

 

OECD非加盟国を除くとフィンランドは2003年(1位)、2006年(1位)、2009年(2位)、2012年(6位)と、過去においてはトップでしたが、近年(2012年)は順位を6位とがっくりと落ちています。

 

一方日本は、2003年(4位)、2006年(6位)、2009年(4位)、2012年(2位)と着実に順位を上げていて、特に最近の2012年においてはフィンランドを抜いて2位となっています。

 

2003年から2009頃までフィンランド式の教育が圧倒的に強かったのがよくわかりますが、最近はちょっとハテナという感じが伺えます。

 

表を見ると日本がフィンランドを抜いたように見えますが、日本のスコアをよく見てみると、実は日本のスコアはあまり変わっていません。

 

むしろフィンランドがスコアを落としたので、結果として日本が上がったという結果となっています。

 

 

分野2:【読解力】

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読解力の分野においては非加盟国を入れてもフィンランドは圧倒的に強かったのですが、2012年にはがくっと力を落としています(2012年 日本1位、フィンランド3位)

 

特に2012年、日本は加盟国でトップとなっています。スコアをみてもフィンランドがスコアを落とし、日本がスコア上げたので順位の逆転が起きています。

 

日本は2006年からかなり頑張ってスコアを上げていることがわかります。

 

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分野3:【科学的リテラシー】

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この分野でもかつてはかなり強かったフィンランドですが、2012年には日本と順位が逆転しています。(2012年 加盟国で日本1位、フィンランド2位)

 

ここでもフィンランドがスコアを落として、日本がスコアを上げてきた様子がわかります。

 

 

分野4:【デジタル数学的リテラシーとデジタル読解力(2012年)】

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これは2009年から国際オプションとしてはじまった調査分野でフィンランドは対象に入っていないようです。

 

2012年は非加盟国を除くと日本は韓国に次いで2位となっています。

 

フィンランド式の教育まとめ

 

OECD生徒の学習到達度調査の結果見ながらフィンランドと日本の結果を比較しました。

 

フィンランドは2003年〜2009年にかけてはどの分野でもトップレベルでしたので、フィンランド式の教育は日本だけでなく世界的に注目されただろうと思います。

 

ただ最新の調査結果(2012年)を見てみると、フィンランドの力は以前よりも落ちてきているのがわかります。

 

その結果、日本のスコアが横ばいであってもフィンランドが下がったので、日本が上がったように見える分野もあれば、日本が頑張って(フィンランドが下がったので)フィンランドを追い抜いた分野もあります。

 

次回のOECDの調査結果が出るのは2015年ですので、その結果に注目をしたいところです。

 

教育なので単純な数字だけで比較はできないと思いますが、OECD生徒の学習到達度調査でみるとすれば、フィンランドも凄いと思いますが、現在はOECD非加盟国ではありますが香港、上海、台湾、シンガポールといった国が上位を占めていますので、そうした国の教育も要チェックなのかなと思います。

 


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